今週は岩手からのスタートです。ワンオペでやっているカウンターメインの食堂の2回目。こーゆー業態大好きです。
岩手でのセミナーでもお伝えしますが、今後飲食業界はますます大手と個人店の棲み分けがはっきりしてくると考えています。これだけ飲食業界の情報が溢れていてSNSなどでも良いか悪いか店側の姿勢がお客様に届くようになってきた今、お客様の動機ごとに個人店、大手の使い分けは上手になってくるはずです。
これって僕はチャンスだと思っているんですよね。
個人店ってなんだか怖い
ネットなどを観察していると、ずっと現場にいた僕らとして見えなかった事があったりして面白いのですが、一番おどろいたのが
「小さい個人店とかって、常連だけで固まっていて新規で行くと場違いな空気出されるし、ぼったくられそうで怖い」
って話し。一部にはそういったお店がある事は確かだと思いますが、僕のブログ読んでいるお店さん達にはありえない話しですよね(笑)
でも考えてみると、こんなコメント書いたという事は一度は個人店にチャレンジした人なんだろうなという事です。つまり、大手があるにも関わらず敢えて個人店にチャレンジしてくれた人なんですよね。大手には無い何かを求めてやってきたという事。
つまり、個人店が大手のような事をしていたら別に個人店に来る必要がなくなってしまうって事ですよね。
ならではの追求
僕が常々言っている事があって、それは「個人店とはオーナーの想いをお客様と分かち合う場である」という事。
「この酒俺めっちゃ好きなんだけど、みんなどうかな?」
「この料理みんなに知ってもらいたいんだよね!」
という想いに共感してくれたお客様で店が賑わっていく事を目指しましょうという事です。立地にもよるけどだいたい20席程度で一人から二人のオペレーションのお店ならこれで良いと思っています。40席超えてくると色々仕組みが必要になってくるけれども。
だからこそ、その想いが詰まった「ならでは」の商品やサービスがしっかり店の軸としてあるかがとっても大切。振り切るくらいでちょうどいい。
あなたのお店の「ならでは」は何ですか?
僕の最後の店「ハトヤ 気楽なワインと日本酒のお店」は途中から店名に「おしゃべりと」と追加しました。来店してくるお客様のほとんどが僕との会話から始まる何かを期待していたんですよね。だから「おしゃべり好きな店主が一生懸命作ったツマミと拘って注いだビールや酒を会話と共に楽しむ店」という大手には絶対マネ出来ない「ならでは」を強化しました。
そのおかげで滞在時間が平均5時間オーバーとなってしまいましたが(笑)
僕も会話が好きですし、求められているところとマッチしていたため店にいる事がとっても楽しく生きる事ができたというわけです。
個人店はなんだかんだいって自分の城ですからね。自分が楽しくなくっちゃね。
今日のお店も、そんな「ならでは」の深堀りと、それを発信する経路をしっかり作ってお役にたってこようと思いまっす。
今週も皆様にとって素晴らしい一週間でありますように