本日から2024年の出張がスタートします。
今年の一発目は八戸の某カフェの経営支援。
カフェ開業を甘く見ている人が多すぎてびっくりするんですが、経営難易度的にカフェはかなり上位ランクです。
ざっと上げるだけでも
◯単価が上げにくい
◯販売商品数が上げにくい
◯客席稼働率低め
◯滞在時間長め
◯イニシャルコスト高め
と、 難題が詰まっているのがカフェ。
アルコールだと60から90分で3~5杯程度おかわりできますけど、ソフトドリンクだと二時間かけて2杯とかざらにあります。なので販売商品数も滞在時間もしんどい。
まぁ、そこらへんは当たり前の話なんだけど、かなり重要なのが
「世界観」
なんですよ。カフェの持ってる空気感というか価値というか。
世界観がガッチリ構築されてるトコにはお客様納得してお金出してくれるんだけど、ガッカリポイントが見えてくると途端に単価下がってくるからカフェは本当に難しい。
例えば
◯食器やカトラリー類がわかりやすく100均
◯シュガーに大手コーヒーメーカーのロゴ。ミルクがポーションミルク。
◯キッチンの見えるところにスーパーで売ってる調味料がドン。
など。
大切な時間を価値ある空間で大切に過ごしたい
って利用動機が大きいんで、ここらへんとっても大切。
逆に言えば、ここらへんをしっかり抑えておくと単価1,500あたりいけちゃう。ライトやテーブル、カトラリー類もちゃんと本物使って、隙の無い店舗にすると一等立地でなくて勝ちパターンに入ったりできるわけです。徳島県に古民家再生したカフェがあるんですが、そこは椅子からライトから全部がっつり金かけてるんで分かる人(お金に余裕ある人)がしっかりリピーターになってます。
こうなると結構安泰なんだけど、そこに至るまでが金もかかるしセンス問われるしすんげー大変ってわけです。
今回支援しているカフェはなかなかハードなんだけど、名物メニューがあるのが救いって事でそれを中心に「カフェというより喫茶店」って感じで再生進めてます。この話はまた今度。