まずは、ご連絡

ハトヤさん身体が続く限り無休で営業してみまーす。
なので月曜日も営業しちゃいます。お休みになっていたら
あぁヒゲぶっ倒れたんだな　とお見舞金をお願いします(笑)

さて大会当日でございます。

前日とは打って変わって緊張感漂う会場
控え室は私と深見さん、小林さん、鳥越さんという
とってもキャラの濃い空間(笑)

やっとウチのキャストも揃った所で初めてフルメンバーで練習開始。

あぁぁぁ・・・緊張でセリフが飛ぶ飛ぶ
完璧に覚えたはずのスピーチまで飛ぶ始末で軽くパニック！
しかも
当日リハーサル無しという重大事実も発覚(笑)
ここでもうっかり大魔王の本領発揮してしまいました。

そんな時大切な友人が
『いつもの阿部さんでいいんですよ』

吹っ切れました。
いつだって私は人に助けられてるなぁ(汗）

そしていよいよ大会のスタートです。

ファイナリスト紹介
司会の方から一人づつ紹介されまして軽くご挨拶。
その後すぐに規定審査のスタートです。

規定審査
ファイナリストは情報を遮断するためにヘッドフォン着用で
順番が来たらステージへ。
そこには一枚の紙にお題が書いてあります。

当日のお題は
（帰られたお客様が忘れ物を取りに戻ってきます。しかし店には無いという前提）
という
まぁ
ここでか！と言わんばかりの難問。きっとドSだ(笑)

挙手をすると同時にお客様役の女性が登場
（さっき飲んでたんだけど、黒のバック忘れました！）

皆さんはいったいどのように対応されますか？

これはマズイ！とまずお席に案内して
ちょいちょい店を探しましたが（無い）のが前提ですので
困ったなぁ、と軽くテンパリました。
思わず舞台の暗幕までめくって探す始末

それがいけなかった・・・・

暗幕めくった瞬間に軽く笑い声が聞こえてしまい
ムクムクと
（会場もお客様だ！笑わせなきゃ！）といういらん考えが(笑)

そこからは、もーデモンストレーションというより
いつものハトヤ仕様
余計な事ばかりしました(笑)

お客様との会話で、どうやらウチの前に行かれた店に忘れたようだとの事で
よせばいいのにリアル大河原のお店を設定しちゃいました

いやーあの電話している時気持ちよかった(笑)

しかし振り返って思えば、あれもお客様に甘えたサーブだったなと思います。

着席→お茶出し→お時間にゆとりあるか伺い店内チェック→落ち着いてお話伺う
そこからの電話、近ければ私が取りに行けばいいという事もあったと反省です。

ネタはいらないよね(笑)

そこから問題の自由審査
自由審査は各々のテーマで６分のデモンストレーションを作成するのですが
色々考えました。

これはあまり言うべき事ではないのでしょうが
先日（あえてあのシチュエーションを選んだ根拠は？）というご質問いただきましたので
書いた方がいいのかな？と思い綴ります。

今回の大会は復興祈念の意味を込めての仙台での開催
全国各地からお客様やファイナリストがいらっしゃいます。
東北は初めて！という方も大勢いる中
じゃぁ私はどのように伝えればよいのか？

あの日以降の営業でリアルに交わされた会話や
それに対するサーバーとしての私の意義、義務はどこにあるのか？
それを思いあのようなシチュエーションにしました。

これからまた日本のどこかで起こり得る事象に対し
実際経験した私達が全国の皆さんにお伝えする事が
震災経験者としての責務なのでは？

なーんて難しい事を無い頭ひねりながら生み出しました。

店内で（うちは三人もってかれた）（うちは叔母さんが）
という会話が未だに交わされるのです。
それはあの日以前では想像も出来なかった事ですが
私達はもしかしたらそれに慣れてしまっているのかもしれない。
そんなお客様をどのように笑顔になっていただくか
笑顔は無理でも
一瞬でも楽しい気分になって頂くにはどうするか。

実は台本作成途中、何度も何度も当時を思い出しましたが
しゃーないっすね。

バランスを取るためにネタも入れたのですが
まー躍動感の無い、しんみりしたパフォーマンスでした
あれはうけない(笑)

とりあえず日輪田の宣伝が出来たからよしとしましょう(笑)

というか
キャストの皆がリラックスしてて
アドリブ入りまくりだったのでオッサンびっくりでした。
皆すげーわ。根性あるなー

で、そこからのスピーチです

スピーチは三分間の中で
何故サーバーになったのか
今サーバーとして思う事
将来像
について語ります。

まー非常に重い自由審査でしたし
出番も中盤だったので、お客様がそろそろ疲れてるんじゃないかなー
と会場巻き込んで深呼吸とかしちゃったのですが

あれも余計でしたよね
それと古畑のモノマネが似ていなかったのが一番の敗因ですね(笑)

スピーチの内容については
とっても恥ずかしいので
今度発売されるDVD
（動く大南さんや奥田さんが観れますよ！）
を是非ともご購入頂いて
じっくり聞いていただくとしましょう（宣伝です！柴理事長褒めてください(笑)

で、絶対に余計な事なんでしょうが
こんな私と一緒に大会を手伝ってくれた
めぐぴょん、フジコちゃん、チアキちゃんに
何かしてあげたいと思い
ステージで花束のサプライズしちゃいました。

チアキちゃんはもう９年来の常連様

めぐぴょんとフジコちゃんは
実は共に地区大会まで戦ったサーバー仲間
ありがたいじゃありませんか

皆震災を乗り越え
あのステージに立ってる
それだけでありがたいんですもん

あのステージで、あの瞬間で共有したかったんです。
お客様からの拍手は
大会中私はいただけるのですが、
手弁当で手伝ってくれた皆にこそ拍手をしてもらいたかったんですね。

そこは譲れないの(笑)

ですので感覚は
お客様が今日誕生日！じゃぁ他のお客様も一緒に拍手を！

というのを会場でやってみました。
楽しかったでしょうか？
笑ってもらえましたでしょうか？
何か伝わるものありましたか？
私にとっては観戦している皆様も大切なお客様なのでねん。

もし、地元に戻られて
（仙台でさーこんなデモンストレーション見てさー、もしウチでも震災あったら）
（東北まだ大変そうだけど、元気だったよ！）
（１０席の小さい店のオヤジがでっかいトコ相手に頑張ってたよー、ウチも頑張らないとな！）

とか
（あのヒゲうるさかったよなー(笑)

なーんて思えたら
ちょっとは役に立てたかな？なんて思います。

本当はね
ばっちり仕事してるトコPRして
所作からなにから全部アピールすればいいんでしょうが

それはまた別のお話（羽生さん使わせてもらいました(笑)

自分の未熟さ、甘さを感じると共に
手応えや希望

そしてなにより
全国の一流サーバーと触れ合い
同じ志を持った方々がこんなにもいるんだと勇気がもてました。

東北の皆さん
トップはそんなに遠いトコじゃないです
優勝のためのサーブなのか、それは本当にサービスなのか？

などというお考えもあるでしょう
しかし、少なくともエントリーするだけでもサーバーとしての意識は必ず変わります。

しかも良い方に。

敗戦した私が言うのもおかしいのですが
勝敗は（とりあえず）あまり関係ありません

この業界、目の前のお客様を楽しませてナンボです
満足しているお客様がいるだけで、それは本当に素晴らしい事です。

でもね
他のサーバーのサーブに刺激を受けたり
自分をブラッシュアップさせたり
情報を共有したり
気づきを頂いたりしていけば

あなたの目の前のお客様を
よりもっと楽しくさせられるかもしれないじゃん？

大河原
本当に小さい町です
ハトヤは本当に吹けば飛ぶような
というか吹かなくとも飛ぶような店ですが(笑)
いちおうあそこまでやりました。

だから、もしエントリーに躊躇している方がいれば私はこう言います。

バカな俺がここまでできたんだもん
あなたならもっとできますよ。約束します。

スピーチでも言いましたが
もう一度だけ。

サーバーでいよう
サーバーを楽しもう。

サーバーという仕事についたんじゃなくて
サーバーという生き方を選んだんです。

繁盛店への道の皆様
こういった機会をいただいて本当にありがとうございます。

そして、本当は悔しくて大会での根拠は書かないでおこうと思っていたのですが
背中を押してくれた
二喬/NIKYOの小林さん
本当にありがとう。

さて来年度のエントリーが始まります。
恐らく６回大会ファイナリストのめぐぴょんもエントリーします
もちろん私もエントリーさせていただきます。

僭越ながら先輩ファイナリストとして
めぐぴょんと私は最後の挑戦、そして東北のサーバーの壁となります

どんどん乗り越えてください
そして東北からチャンピオン登場させましょう

で皆で言いましょうよ
乾杯しながら言いましょ

東北の
サービスは
世界一だぁっ！

ってね。

まー多分私は相変わらずのネタ満載エントリーだと思いますが(汗）

さーてと
長文書いたら脳みそから湯気出たので
そろそろ仕事します(笑)

皆様にとって素晴らしい一日でありますように
そして
すべてのサーバーにとって
より素晴らしい一年になりますように。