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老舗計画株式会社

飲食店コンサルタント | 開業支援・経営改善

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まさか「とっても美味しいんです!」と、おススメしてませんよね?

さて、昨日のブログですが
お客様に何を伝えたいのかを
いつも心がけると
おススメもしやすい、って事なんですが

皆様、どんなおススメの仕方していますか?

タイトルにありますが
まさか

「本日◯◯がおススメです!すごーく美味しいんですよっ!」

なんて発言していませんよね?

じゃぁ、他のメニューは美味しくないのかという(笑)
美味しいのはもはや当たり前であって
そこをおススメしても
刺さりませんよね?

じゃぁどうすればいいのか、というと
大まかにわけると

味でおススメする
ストーリーでおススメする
得られる効果でおススメする

の3つにわけられます。

味でおススメというのはそのまんまですが
例えば、旨味がある商品であれば単に
「旨味が深い商品でおススメです!」
というよりも

「コクのある旨味で、今飲まれている◯◯にもぴったりです!」
という感じだと、より深く刺さりますよね。

ストーリーでおススメというのは
生産者や、どう育てられたかを
お伝えするおススメ方法。。

「状態によって、外海、内海と環境を変える事によって
驚くほどの濃厚な味がうまれます」
とか
「牛さんの寿命を全うさせる事を一番にして
平飼いし、名前までついている牛さんから絞るミルクだから」
とかね。
結局味に繋がるんですが、そこに物語を絡める感じ。

ここまでは結構皆さん当たり前にやられていると思うんですが
3つめの
(得られる効果でおススメする)
を上手に使うともっと面白いのになぁ、なんて思ってます。

これは、もう料理を美味しさ、という見方じゃなくて
(楽しさ)とか(ご注文されたお客様への影響)
でおススメする感じです。

前の話ですが
やたら美味しい枝豆があり、おススメしたい!
となったのですが
そんな日に限ってご宴会でコースのお客様ばかり(笑)

もう沢山料理が出る事をわかっている皆さんに
どう枝豆を味わってもらうか

もう味云々でおススメしたって
コース料理があるから頼む訳がないんです。

そこで私が使ったのが
「冷めても美味しい朝取れの枝豆を、
まずは熱々の状態お出ししますので
コース料理の合間合間
口寂しい瞬間無くずっと美味しさ楽しめます!」

ってフレーズ。

宴会コースって、途中口飽きしたり
食べる料理無くなってしまう瞬間ってあるじゃないですか
そこをまず気づいてもらって
枝豆が場を繋いでいる場面をイメージしてもらったんです。

もちろんバカ売れ
ありがたや!

ラベルが素敵なお酒なら
そのラベルで必ず会話盛り上がりますよ!
とか
食べづらい料理だったら(笑)
取り分け奉行になれば逆に皆とコミュニケーションがうまれます!(笑)
とか、そんな感じ。

大切なのは
お店で提供している料理、お酒は
美味しいに決まっているってこと。
だから単に美味しさを伝えてもしょうがないんです。

美味しさ以外の魅力をどう発見するか
日頃の観察眼が勝負です。

サービスは遊びココロが肝心ですぜ。