ここ最近、経営相談を受ける中で
「これ、けっこう共通してるな」
と感じていることがあるんですよ。
それは
経営に困っているお店の多くが
お店の使い方をお客さまに伝えきれていない
ということ。
特に多いのが個人店全般。
なかでも居酒屋などのアルコール業態は、この傾向がかなり強いです。
1.あなたの店は「どんな時の店」ですか?
突然ですが、質問です。
あなたのお店は
・どんな時に
・誰と
・どんな気持ちで
使ってもらいたい店でしょうか。
晴れの日なのか
職場の仲間となのか
家族となのか
それとも全部なのか。
苦戦しているお店って、
このあたりがぼんやりしているケースが本当に多い。
「とりあえず何でも使える店」
一見便利そうに聞こえますが、
実は一番思い出してもらいにくい立ち位置だったりします。
都会の大箱ならまだしも、
地方の小さい個人店だと、ここはかなり厳しいポイントです。
2.「利用動機」がぼやけると、選ばれなくなる
結局これって、利用動機の話なんですよね。
お腹が空いたから
近いから
なんとなく空いてそうだから
こういう理由だけで選ばれている店は、
・値上げに弱い
・競合が出ると負けやすい
・景気が悪くなると真っ先に削られる
という状態になりがちです。
逆に
「こんな時なら、あの店」
と結びついている店は、めちゃくちゃ強い。
3.自分の店でやっていたこと(具体例)
僕がやっていたお店は、かなり分かりやすく振り切っていました。
・シャンパンタワー
・でかい自家製ケーキ
・希望があればサプライズ演出
これを徹底的にやっていたので、
「結婚式の二次会といえば、あの店」
みたいな立ち位置を取れていたんですよ。
元ホテルマンだったので、
宴会っぽい仕切りを入れたり、
ケーキ入刀をやったりもしていました。
そうなるとお客さまが
「二次会どうする?」
ってなった瞬間に、
「あそこでやろう!」
と思い出してもらえる。
正直、
料理が多少どうこうよりも、
思い出してもらえるかどうかの方が
よっぽど大事だったりします。
4.じゃあ、何を考えればいいのか
ここで
「ウチはイベント店じゃないし…」
と思った人もいると思います。
でも、派手なことをやる必要はありません。
考えてほしいのは、これだけ

【利用動機チェックリスト】
・あなたの店は「誰」と来る店か
・1人か、2人か、グループか
・お酒メインか、食事メインか
・静かに過ごす店か、賑やかな店か
・長居してほしいか、サクッと使ってほしいか
これを見て
全部に「まあ、どっちもです」
と答えてしまうなら、
たぶんお客さまにも伝わっていません。
伝わっていない=存在していないのと同じ。
どんなに良い店でも、
「使い方が伝わっていない店」は
お客さまの頭の中では
存在していないのと同じなんですよね。
逆に言えば、
利用動機がはっきりすると、
一気に伝わりやすくなる。
メニューも
価格も
接客も
SNSも
全部、同じ方向で強化できるようになります。
【最後に】
最近、
「なんとなくうまくいっていないなぁ」
と感じているなら、
売上や原価ももちろん大事だけど、
まずは
お店の使われ方が伝わっているか
を一度見直してみてください。
もし
「自分の店の場合、どう整理すればいいかわからない」
という場合は、
そこを一緒に言語化するのも僕の仕事だったりするので、
気軽に相談してください。
一緒に、ちゃんと選ばれる店を作っていきましょう。
この記事が気に入りましたら、ぜひフォローとスキ!をお願いいたします。
今後も、飲食店の現場で本当に役立つ話を発信していきます。
現在、飲食店の新規開業を検討されている方向けに、無料の開業相談を受け付けています。
90分程度ですが、開業費用を抑える設計や、開業後に利益が残る考え方までお伝えしています。
構想段階でも問題ありませんので、気軽にご相談ください。
また、既存店向けに経営改善や業態設計を行う顧問契約も承っています。
「売上はあるが苦しい」「今の業態がしっくりこない」と感じている方は、一度立ち止まって整理するだけでも視界が変わります。
お問い合わせは
k.shinise@gmail.com
までお待ちしております。
接客・サービス分野については、一般社団法人日本接客アドバイザー協会としても活動しています。
接客アドバイザー認定試験の実施や、個店・企業向けの接客指導も行っています。
協会についてはこちら
https://jsaass.org/
料理・数字・接客、そして人。
店主が輝ける店づくりを、これからも現場目線で支援していきます。
