コンテンツへスキップ

老舗計画株式会社

飲食店コンサルタント | 開業支援・経営改善

 飲食店開業 ・ 改善コンサルタント 老舗計画株式会社 のロゴマーク

メニューブック変更時の注意点

今日は福島県の定食屋さんのご支援でございました
約10年で廃業してしまった僕としては25年も飲食で戦っているオーナーさんは尊敬に値するんですよね
その気持を忘れちゃいけないと毎回思ってたりします

今日の支援内容は利益改善が目的。

昔からのお店あるあるなんですが、今来ているお客様層だけを見ていて身動きできなくなっている場合が多いんですよね。
創業から長い店であればあるほど、これから数年でそのお客様が卒業してしまう事を想定しないといけなくて、
新規のお客様をどう迎え入れていくかを真剣に考えないといけません。
その時に既存のお客様ばかり想定しているとネックになる事が多いんですよね。

変化にはある程度の痛みはつきものですし、これから先も戦っていかなければならない店であれば覚悟が必要なんですよね。

本日はまずランチメニューのリニューアルを行いました。
メニューの考え方として縦軸と横軸というのがあって、縦軸は量の変化、横軸は味の変化をつけることで見た目の品数を増やす事ができます。
もともとのメニューが少ない場合がこれが有効です。あと食材を増やさなくても良いのでロスカットになるんですよね。

原価率と商品の出数、それに店のコンセプトを踏まえてイチオシメニューを設定し、それがよく出るようにメニューブックを組み換えしてきました。
来月の成果報告がとっても楽しみです。

メニューブックリニューアルするの僕とっても好きなんですが、それってわかりやすく成果が出やすいからなんですよね。
もちろんその前にコンセプト再構築や諸々を整えてから、という事ですが。

でも注意点があって、ランチタイムで超常連さんが多い店だとメニューブックリニューアルしても成果出にくい場合もあるんですよ。

それは。。。

そもそも常連さんはメニューを見ないという事(笑)
なので、リニューアルした時は必ずメニューに一度目を通してもらう仕掛けをしちゃいます。
サービスに余裕があれば「ランチメニュー新しくなったのでぜひ見てください」なんて声がけする事で提案できますが、そうでない場合は
例えばテーブル上に敢えてメニューを斜めにおいたりして手にとってもらう工夫なんかがあります。

兎にも角にも、なにかを新しくした時は必ず見てもらう工夫をする。
そうじゃないとなかなか効果が出なかったりしますからね。