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老舗計画株式会社

飲食店コンサルタント | 開業支援・経営改善

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僕の半生6

ある日、出勤してみると
スタッフの女の子が来ていない。

あれ?なんかあったのかな?
と電話しても全く出ずに
(こりゃ。。飛ばれちゃったか(汗)

と、ドキドキしてたら
他のスタッフAさんが私のところにきて

「チーフ。。すみませんっ(泣)」
と。

実は前日、私は久しぶりに早上がりさせてもらって
その日は女性スタッフと、男性スタッフAさん二人で
クローズ作業をしていたんですよね。

実は、一ヶ月一緒に勤務して
Aさんは女性スタッフに恋心を抱いてたそうです。
そして、思わず抱きしめてしまったと。

そうしたら女性スタッフ驚いて
逃げてしまった。

という事なんです。

なんだよそれ。
そんな事突然されたら誰だってビビるじゃんか
俺のいない間に何やってんのよ。
とりあえず女性スタッフの家行くよ。

と、女性スタッフさんの実家へと向かった訳なのですが
よほどショックだったのか、親御さんも全く会ってくれませんでした。

情けない話、ほんとどうしていいのかわからなかった。
何か大切なのか、どう対応すればいいのか。

ただ、うちの店で起きた事は事実。
そこを逃げちゃいけないな

と、あの当時の私はなぜか頭丸めちゃったんですよね。
そうして、もう一度ご実家へ向かったら
親御さんが会ってくれたんです。

奥の部屋から
女性スタッフが何か叫んでいるのが聞こえる中で
親御さんとの話し合い。

親御さんいわく
娘は非常に傷ついている、いつ戻るかわからない。
けれど男性スタッフAを解雇してくれ。

というお話でした。

男性スタッフAさんは
店の大切なセクション担当で
抜けられると凄い痛手。

あの時私の選択が正しかったのか
未だに悩む時があります。

私はAさんが非常に反省している事を伝えて
女性スタッフが戻ってきてくれる事を願いつつ
Aさんを引き続き雇用していく事を伝えました。

それから、鬼のように
営業中に電話がなり、親御さんから抗議が入ったり
とある筋だという方がお店にいらしたり。

そして、ある日
Aさんが突然来なくなりました。

Aさんの親御さんから連絡が会ったのは二日後。

女性スタッフさんへの
抱きつきが原因で
逮捕されてしまったんです。

まぢか。。

警察の話によると
Aさんが話した内容に間違いは無かったんですけどね。

残った別のスタッフS君は大学生アルバイト。
けれど彼が
(俺、がんばってシフト入りますからAさんを待ちましょう!)
と言ってくれたんですよね。

それから三ヶ月。

私達は笑顔でAさんをまた迎え入れたんです。

それが本当に良かったのかどうか
私にはいまだにわかりません。
けれど、その時はそうするしか無かったんだよなぁ。

大学生アルバイトのS君の働きと
Aさんの頑張りで
お店は順調に繁盛していきました。

そこで降って湧いた空き店舗情報。

開店から二年
二号店を出す決意をしたんです。

日本酒と焼酎のバー。

本店はスタッフに任せて
私がその店を切り盛りする、そんなつもりでした。

そしてその時
順調に進んで調子に乗っていた私が

彼女がいるのに
他の女性を好きになっていたんですよね。

バカだよなぁ。

で、ある日その事が彼女にバレてしまい
彼女を傷つけてしまう形で破局。
オンナの敵です。

で、その後
別な女性と出会ってしまうんですよね。
なんともまぁ、アレな話です。

そんなプライベート環境の中
いよいよ二号店がオープン。

人口が多い町では無いものの
コアなお客様が少しづつ増えてきたんですよね。

本店も順調で
次第にスタッフも増えてきた。

そして私は
その女性とめでたく二度目の結婚をする事ができました。

今思うと
あの時、もっとしっかり経理を勉強しておけば
あんな事にならなかったんだろうなぁ。

無計画にスタッフを増やし
店舗展開をしていったツケというのは
必ず回収されるんですよね。

そしてある日
お店のお客様から電話が。

そのお客様は
とある業界で勤務されているお客様。

どうやら、お客様が勤務されてるお店が
とても劣悪な環境らしくて
辞めるにやめられない。
どこかいい店あれば逃げてでも行きたい。

なに、そんな業界なの?
どうなの、少しは儲かる業界なの?
そんなに酷い環境なら、いいよ俺店出すからおいでよ。

と後先考えずに発したその一言。

出張型無店舗サービス。

デリヘル開業をやらかす訳なんですよね。

なんだか、書いていて
自分のお馬鹿加減にうんざりしてきますね(笑)

この開業が
後々、色々と問題を引き起こすわけです。