１０年継続できる飲食店は一割未満といいますが、青森駅前で３０年以上営業し
現在は２店舗ともに毎年成長している焼肉繁盛店南大門の二代目きょんみんすぎさんと店長の山谷さんにお話を伺いました。

人口減少の青森市でも堅実に売上をのばす

-人口減少と言われる青森市でも堅実に売上を伸ばしている南大門さんですが、最近はどんなお客様が多いんですか？

「昔から変わらず店を愛してくれるお客様に支えられている事が一番ですが、実は青森県はインバウンドに力を入れていて新町店は海外のお客様も多くいらしてくださるようになりました。なので英語のメニューもしっかり準備して喜ばれています」

ロールプレイングの重要性

-手切りにこだわったお肉とか、秘伝のタレなど食べれば必ず喜んでもらえる商品力がありますものね。しかも最近は商品力プラス接客力も強化しているとか？

「４年ほど前にS1サーバーグランプリという飲食業の接客コンテストに出場した縁で阿部さんと知り合いまして、それと同じ時期から社内でもロールプレイングを実施するようになりました」
-老舗だけに、新しい事を導入するにあたって色々壁があったんじゃないですか？

「最初は大変でした(笑)、今でこそ『毎日ロールプレイングやらなきゃだめですね！』と言っている山谷店長自身が最初はロールプレイング拒絶してましたから(笑)」
山谷店長　「今はもうロールプレイングを勧める側ですから(笑)」
-で、今では年に一度社内ロールプレイング大会を実施しているとか？
「平成30年までは毎年１１月あたりに一度社内大会を実施して、かなりの手応えを感じたので平成31年からは年二回に増やす予定です」
-審査員に噂のカリスマがいるとか聞いたのですが？
「あー、そういう事ですね(笑)、あの接客アドバイザーの阿部大さんが審査員で毎年細かくチェックしてくれてます。こんな感じでいいですか？」
-非常に助かります(笑)。　キッチンとホールの連携も含めた面白い手法のロールプレイングで僕も審査するのがとても楽しみなんですよ。
「ロールプレイングをやることが当たり前、になってきている事が接客レベル向上に繋がっていると確信しています」

-阿部大効果と思っても許してもらえますか(笑)？
「はい、許します(笑)」

阿部大効果！！

-2016年から僕がご支援させてもらってもう三年くらいになりますが（2019年取材）、何か変わったと思う事は他にありますか？
「売上は順調に推移しているのはもちろんですが、一番感じるのはスタッフさんや幹部の意識が良い意味で変わったのが一番大きいです」
-というと？
「前は会議やミーティングでも東北人特有の慎ましさというか静かさで、ほぼ意見も出ず出ても意見というよりは文句のような話が多かったのですが最近ミーティングなどを行うとみんな店を良くしよう、という目的意識を持って積極的に発言するようになりました。
まだまだアラはありますが、チームワークも強くなって社内の空気感は間違いなく良くなりました」

「新メニューの開発や、イベントなども自ら考えて動くようになったのが感動ものです」
「それと、私達幹部も阿部さんと会議などを繰り返しているうちに数字に対して強くなったり、チームビルディングのしかたや運営の考えなど日に日に逞しくなりました」

-おぉ、それは嬉しいお言葉ですね！　具体的にここが阿部のいいところ！というのはありますか？
「程よく適当なところ(笑)」
-それってコンサルとして致命的だ(笑)！
「仕事は期待以上にやってくれるのですが、ちょっと行き詰まった時や悩んでいる時の相談なんかは軽い感じで聞いてくれるのでとっても助かるんです」
「それに適当なところとか言っても許されるような関係性でいられるのが、一緒に店を良くするために並走してくれる感じでありがたいんです」

-褒められていると思っておきます(笑)　これからお店にいらっしゃるお客様におすすめの商品はありますか？
「ぜひ3名様でいらっしゃったら当店自慢の16種類のカルビが全部楽しめる全種盛りを食べていただきたいですね」
「それと、和風に仕上げたご飯との相性も良い南大門特製ドレッシングを使った南大門サラダは大人気なのでぜひ」

-僕は酸味がちょっと苦手なのですが、このドレッシングは大好きです。販売もしているんですよね？
「はい、つけだれ・もみだれ・ドレッシングは青森市の名物を目指し瓶詰めにて販売もしてますのでお土産にもぜひ！」

-ますます勢いが加速する、青森市の焼肉南大門さまでした。今後とも宜しくおねがいします！
「皆様のお越しをおまちしております！」